1次試験を2回、2次筆記試験を4回受験し、2次試験を合格した筆者が自身の体験から、考察します。
2回目の1次試験、総合得点ギリギリで合格
令和4年の1次試験終了後、自己採点をしたところ、なんと7科目合計で418点(合格基準は6割以上なので、基準点は420点)で不合格、科目合格を除くと来年再度1次試験を受けないといけないという結果となりました。
1次試験は、2年前の令和2年度に一度合格したものの、令和2年度、3年度の2次筆記試験に不合格となり、再挑戦した末の結果でした。
自己採点の結果から1次試験は落ちたと思っていた。ところが、合格発表で確認したところ、自分の番号があるではないですか。
どうやら、ボツ問による配点調整で、合格点ギリギリで合格していたようです。
2次試験は受けられないと思っていたので、2次試験の全く勉強してませんでした。
それと同時に一つの不安が頭から離れなくなってきたのです。
1次試験の結果は、2次筆記試験の採点に影響するのではないか!?
何言ってんの?と思うかもしれませんが、当時本当に心配になってしまったのです。
1次試験を合格基準点ギリギリで合格した人や合格しても点数の低い人は、2次筆記試験の採点に影響するのではないかというものです。
不安になりながらも2次試験は、3回目となります。準備不足でほぼぶっつけ本番となってしましいました。1次試験が終わってから、望みを捨てずに2次試験の勉強を開始していればよかったと後悔しました。
結果は、令和4年度2次試験は、不合格となってしまいました。
必ず合格を目指すことを誓った令和5年度2次筆記試験
令和4年度2次試験を落ちた後、冷静になって考えてみました。
2次試験は、1回不合格でも翌年は再度受験することができます。
つまり、2次試験を一度不合格となった者は、翌年1次試験を受けません。それに、1次試験自体が科目合格制を採用していることで、2次試験の受験生は、1次試験を多年度で受験しています。科目免除している人もいます。つまり2次試験の採点になんらかの影響を与えないのではないか。
そもそも2次筆記試験は、とても短い間に採点されます。(合格率の調整もされます。)この間に1次試験の結果を採点に反映させることは不可能でしょう。
結果的に、令和4年度1次試験合格結果を翌年も利用し、無事、令和5年度2次筆記試験を合格することができました。
結論→2次筆記試験は、1次筆記試験の結果とは無関係に採点される
「中小企業診断士第2次試験試験案内・申込書」には、2次筆記試験の合格基準を次のように記載されています。
13 合格基準など (1) 第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。
ここには1次試験の結果の内容については言及されていません。
そして、私は、1次試験を上記のようにギリギリで合格しました。しかし、きちんと2次筆記試験を合格することができたのです(翌年度でしたが笑)。
1次試験がギリギリでダメでも結果発表まであきらめないで
なので、1次試験を自己採点して1問足りずに不合格でもボツ問や配点調整があるので、諦めずに2次試験の学習を初めてください。
これには、意味があります。
仮にこの年1次試験が不合格でも、来年絶対に1次試験合格を目指すはずです。次年度1次試験を突破した場合は、2次試験を受けることになります。最終的な試験合格がずれ込むだけで2次筆記試験は、必ず勉強することになるのです。早い方がいいです。もちろん、この年に1次試験合格ができれば、2次筆記試験に挑戦することができます。準備は、早い方がいいためです。
2次試験の学習方法などはまた別のブログで書こうと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
コメント