中小企業診断士試験2次試験は「5人に1人合格する」は本当か

中小企業診断士

よく資格学校やふぞろいなどで2次試験は、5人に1人合格すると言われていますが、近年の合格率をもとにこのことが正しいかどうか確認して行きたいと思います。

同時に、どのレベルまでいけば合格できるかを考えてみたいと思います。

ちなみに私は、他のブログでも書いてますが、2次試験を4回受験して合格しています。現在は独立開業して実務をこなしています。

中小企業診断士試験2次試験の難易度

中小企業診断士試験2次試験の難易度は「高い」と言わざるをえないでしょう。

1次試験と比較して2次試験が難しいと言われる理由を2つ説明します。

1次試験の合格者の中から「5人に1人」合格する

まず、1次試験の合格率の推移を見てみましょう。

年度1次試験合格率
令和元年30.2%
令和2年42.5%
令和3年36.4%
令和4年28.9%
令和5年29.6%
令和6年27.5%
過去6年過去平均32.5%
一般社団法人 中小企業診断協会 過去の試験結果・統計資料より

1次合格者を「受験者数」で割った合格率が上記のとおりで、中小企業診断協会から発表されいます。

この「受験者数」は「欠席した科目がひとつもない者の人数(=本気で試験を最後まで受けた人)」とされています。また、科目合格して受験した人も含まれます。ストレート7科目で合格した人以外にも、1次試験を2回目、3回目受験した(中小企業診断士の学習に2年、3年かけた)人も含まれるということです。

そのような受験者の中で約3割の合格者が1次試験を突破できるということです。

そして、2次試験は、その1次試験の合格者の「5人に1人」しか合格できないということとなります。

2次試験の有効期間は、1次合格年を含めて2年間

2次試験は、一度不合格でも、翌年は、1次試験を受験しなくとも受験することができます。

2次試験の受験者の中には、前年度不合格者が含まれており、前年度不合格者は、1年間かけてみっちり2次試験の対策をして試験に挑んできます。

1次の合格発表後、はじめて2次試験の学習を始めたとすると、2ヶ月ない中で2次試験を受験することとなり、1次知識と2次試験に対応できる技術(対応力・センス)がなければ合格は難しいと思われます。

つまり、2次試験は、1次試験の合格者(前年度2次試験不合格者で1年みっちり学習を積んできた、いや、他年度受験生で◯年間専門学校に通いながら学習を積んできた猛者を含む)の「5人に1人」しか合格できないということとなります。

「5人に1人」合格するのか

では、2次試験の合格率を見てみよう。

年度2次試験合格率
令和元年18.3%
令和2年18.4%
令和3年18.3%
令和4年18.7%
令和5年18.9%
令和6年18.7%
過去6年過去平均18.55%
一般社団法人 中小企業診断協会 過去の試験結果・統計資料より

過去平均では、18.55%となりました。

(なお、この合格率は、2次筆記試験と2次口述試験両方に合格した合格者となりますが、2次口述試験は、ほぼ合格するため、検証はこの数字を使いたいと思います。)

5人に1人合格する割合は、20%ですので、5人に1人では、合格しない(少し足りない)割合になります。受験者を任意の5人のグループにした時、どこかのグループでは、合格者がいないグループが発生することになります。

6人に1人ですと、16.67%ですので、少し厳し目ですが、安全圏に入ります。

結論、中小企業診断士試験2次試験は、5人に1人合格するということがわかりました。

「5人に1人」のマジック

2次試験は相対試験です。

あなたが2次試験の試験会場に座った時、自分の周りの何人の受験者に勝たないといけないか。自分を含めて5人(例えば、前後2人、左右2人と自分)、この中で点数が1位になれば勝てます。

その5人の中には、1年以上みっちり2次試験の対策をしてきた猛者もいます。

でも、さっきの話、5人に1人じゃ足りないのです。6人に1人が安全圏です。例えば斜め1人足しましょうか。6人の中で点数が1位になれば勝てます。

2次試験に勝つためのイメージできましたか?

2位ではダメですか。常に「6人いたら1位を目指す」意識

もし、あなたが、専門学校や勉強会で5〜6人のグループで演習をやる機会があるなら意識してみてください。

演習の答案は、あなたが一番うまく書くのです。2位ではダメです。

初めのうちは、この人2年目だからすごい答案書くなぁと感心するかもしれません。でもそう思っているうちは不合格です。自分が、1番良い答案を書く、この意識です。

2次試験は無理ゲー?どこまで学習すれば合格するのか

私も4回2次試験を受けましたので、この試験の難しいところはよく理解しているところです。

参考にはならないかと思いますが、最後に私が2次試験に合格したときのレベルの話をしたいと思います。

鳥が空を飛ぶように、人が息をするように

まず、回答スピードについてお話しします。

事例Ⅰ〜Ⅲは、初見の問題でも、概ね65分で解き終えていました。軽い問題は、その時点で書き終えていて、少し難しい(文量が多い)問題は、そこから答案の精度を高めて答案用紙に書き込んでいきます。早い場合は、その時間ですべて書き終えていた時もあります。

もちろん速さが全てではないです。時間内に丁寧に確実に回答することが必要です。ただ、速く回答できるようになったということは、知識が習熟してきたと言えるでしょう。

速く解くコツは、設問文を読んで回答のあたりをつけて与件文を見に行くやり方を身につけることです。設問文で、ある程度どんなことが聞かれているか(与件文に書いてあるのか)推察します。この練度が上がってくると、問題を解きやすくなります。

そのために活用したのが、こちらの記事でも書きましたが、「EBA100字訓練」です。よかったら読んでみてください。

EBA中小企業診断士試験対策100字訓練の活用法!私はこれで合格しました。
大好評!?中小企業診断士試験合格体験記の第3段です。今回は、EBAさんの100字訓練について、私が実際に1年間受講し、令和5年度に合格することができた体験記を紹介したいと思います。

2次4年目は、鳥が空を飛ぶように、人が息をするように事例を解いていました。

また、事例Ⅳについては、1次の知識だけでは太刀打ちできないと気づいたため、こちらの記事の問題集「とおるトレーニング」を解いていました。もちろん、過去問を一通り解いた後、「とおるトレーニング」を解いていました。

意思決定会計講義ノート(イケカコ)だけじゃない。事例Ⅳのおすすめ特訓問題集
中小企業診断士2次試験の事例Ⅳは、財務を苦手とする受験生は苦戦するかと思います。どんな問題集を解けばいいのかわからないという方のために、おすすめの問題集をご紹介します。

みんなが何を書いているかだいたいわかる

2次試験は、感想文をかいているわけではないです。

必ず1次の知識を使って回答を作っていきます。

つまり書くことはだいたい絞れてくるのです。すると、だいたい他の受験生が何を回答しているかわかってくるようになるのです。

そしてここからが重要なのですが、その「他の受験生が書いている」ことを書けば受かるということです。

ここが2次試験の面白いところで、勘違いしがちなのですが、「5人に1人」の中に入るためには、他の人には書けないキラリと光るものを書かないと受からないと思ってしまいがちですが、全く逆なのです。

他の人が書けない回答を書けたとしても(仮に正解だとしても)受かりません。みんなが書いていることを書くことが大事なのです。みんなが書いていることを書けないと落ちます。

「みんなが書いていることがなんとなくわかる」→「みんなが書いているであろうことをできるだけたくさん書く」

このことに気づいたのが2次3回目の時でした。そして4回目になんとか合格することができました。

最後に

いかがでしたでしょうか。最後の章は、完全に私の場合の話なので、全然違うよという人は無視していただいて構いません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。皆さんが合格できますように祈願しております。

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